開発ターゲットを決め、開発用パソコンの準備をしたら、次にやることは開発環境を整えることです。
ここが、開発を始めるに当たっての大きな壁といえるでしょう。そのハードルを下げてくれるのが、クラウドIDEです。
インターネット接続
クラウドIDEを利用するには、インターネット接続が必要です。できれば、常時接続がいいでしょう。
Webブラウザ
Webブラウザとしては、マルチOSで利用可能なGoogle Chromeがお勧めです。
お勧めクラウドIDE
Github CodeSpaces
クラウドでコンテナとしてホストされたカスタマイズ可能な「Visual Studio Code」環境を提供するサービスです。強力なエディターやターミナル、デバッガー、「Git」によるバージョンの管理、エディター設定の同期、豊富な拡張機能といった「Visual Studio Code」の強みを享受できる上、デスクトップでもWebブラウザーでも同じように作業できるのが魅力。iPhoneやiPad、Androidといったモバイル端末からも利用できます。ランタイム要件やハードウェア仕様、拡張機能、エディターの設定をチーム間で標準化できます。基本的にクラウドホスティング料金がかかりますが、無料利用枠を利用すれば無料で利用出来ます。
AWS Cloud9
AWS Cloud9 は、ブラウザのみでどのマシンからでもコードを記述、実行、デバッグできる、クラウドベースの統合開発環境 (IDE) です。Cloud9 IDE は、JavaScript、Python、PHP、Ruby、Go、C++ などの動的プログラミング言語に必要なソフトウェアとツールが提供されます。管理対象の EC2 インスタンスで Cloud9 開発環境を実行すると、完全な sudo 権限と事前認証された AWS CLI が得られます。
Cloud9の利用には、Amazon EC2の利用料金がかかりますが、無料利用枠範囲内なら無料で利用できます。
PaizaCloud
クラウド開発環境PaizaCloudクラウドIDEは、ブラウザだけでLinuxサーバを操作し、ファイル操作、テキスト操作、コマンド操作、Webサーバ/DBサーバの立ち上げなどを行えます。 目の前のコンピュータと同じように、クラウド上のLinuxサーバを操作できます。ブラウザさえあれば、どのPC・Macからでも、すぐにいつもの環境が使えます。 同じパソコンを持ち歩かなくても、どこからでも同じ開発環境が使えます。 プログラミングスクール、コーディングブートキャンプ、大学、専門学校など、環境構築をインストール・設定することなく、様々な学校と家のパソコンで同じ開発環境が利用できます。
クラウド開発環境PaizaCloudクラウドIDEでは、Ruby on Rails, Node.js, Django, MySQL, WordPress, Java(Tomcat), PHP(LAMP), Laravel, Go, Jupyter notebook… など主要開発環境に対応。LAMPスタックや、Railsなどのフレームワークなどベーシックな開発環境は設定済みなのですぐに使うことができます。Linuxのシェルを使うこともでき、より自由に開発環境を構築することも可能です。
Google Colaboratory
Google Colaboratoryは、ブラウザからPythonを実行できるサービスです。利用出来るのはPython環境のみなので、利用出来る場合は限られますが、基本無料で利用出来るので、Pythonを対象とする人には有益なサービスです。
StackBlitz
StackBlitz とは、簡単に言うと、オンライン上で利用できる VS Code です。angular、React、Vue3、TypeScript等の開発環境をすぐに利用できます。基本無料で利用できますが、有料プランも利用可能です。
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